【オペア留学】オペア留学は甘くない!?オペアの現実と辛い時の乗り越え方

こんにちは、とろろ(tororo_desune)です!

オペア留学をしようと決めたら、こんなことやあんなこと、色々な憧れや楽しみを持って行くことが多いですよね。

だけど実際にオペアを始めてみると

あれ?自分の想像していたことと全然違う。

こんな姿に憧れていたのに、現実はうまくいかない。

こういった経験をすることがあるかもしれません。

今回は、オペアをするにあたって直面する現実、それとうまく付き合うコツを紹介していきます!

この記事はこんな人におすすめ!
  • オペア留学のリアルを知りたい
  • オペアとしてうまくいっていない
  • オペア留学をしたいと思っている
  • オペアの情報をなかなか探せない
もくじ

オペアがキラキラして見えるのはなぜ?

オペア留学と聞くと、正規留学等と比べて格安でアメリカに住めるということがまず大きな魅力に感じる方は多いかもしれません。

また保育・教育関係で働いていたり、子どもと関わることが好きな人にとっては、ホストファミリーの元で現地の生活を楽しみながら子どもたちと過ごすことができる点が魅力的かもしれません。

どんな理由にしても、実際にオペアを経験している人からの体験談がない限りオペア留学のリアルを知る機会は少ないと思います。

エージェントに登録する際は、当たり前ですが紹介されることは良い点ばかり。

アメリカへ1度も行ったことない場合、明るくて自由な国というなんとなくキラキラしたイメージを持っている人も多いのではないでしょうか?

じゃあ、実際にオペアの現実はどんな感じなの?

実際のオペアの現実はこんな感じ

ここからは実際にオペアの現実をいくつかご紹介します。

大前提ですが、これらは全て個人の性格やファミリーとの相性、関係性等により感じ方が大きく違うことを理解した上で読み進めてください。

ファミリーとの関係が雇い主と雇われの身

オペア留学をする上で大切な部分となるのはファミリーと本当の家族のように過ごせるかどうか。

インタビュー時はとても優しく渡米まで定期的に連絡を取っていて、自分に合うファミリーを見つけられたと思うかもしれません。

ですが、ファミリー側もオペアを見つけるために多少のいい顔をすることはあります。

やっと渡米して会えたと思ったら、実はファミリーとして迎えられている雰囲気が感じられず、あくまで雇用関係として必要最低限の関わりしかないパターンもあります。

仕事とプライベートの区別をはっきりつけたい人にはちょうどいいかもしれませんが、家族と仲良く楽しく過ごすというのをイメージしている人にとっては残念な部分かもしれません。

ファミリーとの旅行は仕事感覚で楽しめない

ファミリーの中には、頻繁に旅行するファミリーも少なくありません。

小さな旅行から国外へ行く大きな旅行までさまざま。

旅行についていけるとなると、響きはいいかもしれません。

実際は、旅行中も通常と変わらず朝から晩までしっかり仕事の予定が入っていて、ホストペアレンツが出かけている間にホテルで子どもたちと過ごす、一緒に出掛けていても子どもたちをメインで見るのはオペアで、思うように楽しめないということがあります。

オペアからすると普段と違う場所だからこそ、子どもたちのルーティンが崩れたり、自由に出かけたり出来ないためむしろ旅行している方が大変なんてことも。

ファミリーによっては、一緒についていってもオペアは個人で好きに遊びに行けたり、仕事時間を短くしてくれたりと配慮してくれる場合もあるので、一概に楽しめないとは言えませんが気が張って疲れやすいのも確かですね。

車が使えずどこにも出かけられない

ファミリーの中には都市部に住んでいたり、子どもの送迎が必要ないためオペアが車を使えないということもあります。

ニューヨークの都市部のようなところであれば別ですが、ほとんどの場所は車が必要になること多いです。

車がない場合、オペアが毎回Uberにお金を払って出かける(ファミリーが支払ってくれる場合もあり)、ファミリーがその都度送迎をしてくれるなどがありますが、自分の好きな時に出かけらず、ファミリーに気を遣うため外へ出かけるのが好きな人にとってストレスになるかもしれません。

車が使えないファミリーの場合は、Googleマップ等を使ってファミリーの家から徒歩圏内でどんな場所があるかを事前にしっかり調べた方がいいでしょう。

インタビュー時と仕事時間やスケジュールが違う

インタビュー時には平日のみ仕事と言われていたのに、実際に働き始めたら週末にお願いされることも増えたということもあります。

オペアのルールでは、就労時間は1日最大10時間、1週間で最大45時間と決められていますがそれを超えて働かせるファミリーも少なくありません。

こういった場合、オペアのルールに基づいてファミリーやエリアディレクターに主張することは可能ですが自分から主張するというのが難しい人も多いのではないでしょうか。

なるべくこういったことを避けるために、インタビュー時にホストペアレンツの仕事内容や仕事のスケジュールを明確にしておきましょう。

子どもに関係ない仕事も頼まれる

オペアのルールには、子どもに関しての仕事をする、他は含まないとありますが、例えばペットを飼っていると散歩に行かせてほしいと言われたり、ホストペアレンツの洗濯、食器の片付け、料理、家の掃除などを頼んでくる場合もあります。

これらは個人の判断になるので、ファミリーのためにやってあげたい、全然気にしないという人もいます。

ただ嫌だと思うのであれば、ハードルが高いかもしれませんがNOとはっきり言いましょう。

またよくあることですが、例えば最初のうちは自分の食器を洗うついでにファミリーの食器を洗っていたら、いつの間にかオペアが食器洗いをする雰囲気が作られてしまった。

ついでに掃除をしていたら、いつの間にファミリーがやらなくなったなど、よかれと思ってやったことが、ファミリーにとって当たり前のことになってしまいオペアがやるべきという雰囲気になってしまうことがあります。

日本人は特に、周りをみて親切に行動することがとても上手なので、うまく区切りをつけながらやっていくようにしましょう。

仕事内容と給料が割に合わない

これはオペアプログラム自体がこういうものなので仕方ないことですが、時給換算をしてみると

$215(週給) ÷ 45(時間) = $4.7 /1h (日本円で時給約500円)

こうみるとかなり安いことが分かりますね。

エージェントによって、保育や教育関係の資格を持っていると通常のオペアより給料が上がることがありますがそれでも最大$250と時給50円アップする程度です。

また、子どもを1人見ていようが3人見ていようが給料に差はありません

子どもが乳児、幼児、小学生や中学生でも変わることはありません。

私がオペアをしていた時は就学前の子どもを3人見ていましたが、他オペアと比べてしまうことがありました。

ファミリーによっては、少し多めの給料をくれるところもあったりオペアが(特に2年目)に給料の交渉をしたりすることはあるので、子ども人数が多かったり、仕事量が多いなと感じたらファミリーに提案してみるのもいいかもしれません。

ただこればかりは、こういうプログラムだとある程度理解した上でオペアを始めるのがいいでしょう。

ファミリーとの保育、教育観が合わない

いろんな文化や価値観を持っている人がたくさんのアメリカ。

保育観や教育観の差は、日本にいるときより遥かに大きいです。

子どもが食事中に立ち歩いたりテーブルの上に座ったりするのは当たり前、子どもが全く片付けをしない、お菓子や食べ物の制限がないのが当たり前。

逆に朝から晩まで学校や習い事がみっちり入っていて忙しい、あれもこれもと子どもに対するルールが多くて厳しい、ビーガンやベジタリアンで食事制限が多いなど、本当にファミリーによって大きく違います。

文化の違いももちろんですが、自分が当たり前だと思っていた概念が全く通じないのがオペアです。

柔軟に対応していくのが前提ではありますが、特に保育、教育関係で働いていて自分の価値観が出来上がっているという人にとっては最初から全てを受けいれるのは難しいかもしれません。

私も働いていた保育園の普通が大きかったから、慣れるまでは苦労したなぁ

こういった部分はファミリーと日々話し合い、オペアが働いている時間はこうしたい、こうやって変えてみるのはどう?など気になる部分は積極的に質問したり新たな提案をすることで、よりよい関係になるかもしれないですね。

子どもとの関係が合わない

オペアを始めて最初の数ヶ月、子どもにとってのオペアは知らない人が急に家に住み始めて一緒にいる状態。

受け入れるまでに時間がかかるのは普通のことですね。

大抵は、徐々に信頼関係を築き子どもとの関係が良くなっていくものですが、時々オペアがどう頑張ってもなかなか信頼関係を作れないこともあります。

ホストペアレンツが在宅で、いつまでたっても子どもがオペアを拒否してペアレンツを求めたり、お世話をするのは1番下の子だけだけど、年上のきょうだいとの関係が上手く築けない(中学生や高校生がいることもあり)なんてこともあります。

ホストペアレンツに相談したり、他オペアとプレイデートをする機会を作ってみたり、エリアディレクターに相談してみるなど自分だけで抱え込まず、サポートを求めることも大切です。

仕事とプライベートが曖昧になる

これはオペアあるあるですが、仕事とプライベートが曖昧になってしまうことがあります。

例えば、仕事が終わって一緒に夕飯を食べているとき、子どもにご飯を食べさせたり、食べ終わってから一緒に遊んだりする。

休日に一緒に出かけて、なんだかんやで子どもたちと遊んだり、1日がファミリーと過ごす時間で終わるというような、仕事とも取れるようななんともいえない部分が出てきます。

これを家族の時間だと、楽しむことが出来ればそれが1番ですが、本当は自分の部屋でゆっくりしたいけど、本当は一緒に出掛けたくないけどなどと感じることがあるかもしれません。

せっかくファミリーが誘ってくれるのに断るのは申し訳ないと思ってしまうことはありますよね。

正解はありませんが、断りたい時ははっきり断る、時々家族との時間を作るなど、自分でうまく気持ちの切り替えやメリハリをつけるということがいいかもしれません。

こればっかりいろんな考え方や感じ方があるから仕方ないよね

オペア生活を充実させるために出来ること

オペアをするにあたって悩むことや落ち込むこともあります。

そこで少しでもオペア生活を充実させるために出来ることをいくつか紹介します!

母国を離れて違う国で生活していることを誇りに思う

まずはなんといっても、オペアになるために日本を離れる決心をしたことが本当にすごいことだと改めて自分で考えてみてください。

学校に在学中で休学することを決めた、周りが就職をしていく中でオペアになることを決めた、続けていた仕事を退職することを決めた、日本で付き合っているパートナーと離れてまでもオペアをしようと決めた。

理由は人それぞれですが、日本はまだまだ横にならえの文化が根強い中、知り合いや友達と違う道を歩むことや自分の年齢だとこうしてるのが普通などと比べてしまうこともあるかもしれません。

それでもオペアをしようと決めたこと、自分の文化や常識が通用しない国で挑戦しようと思ったこと、それだけで十分すごいことなんです。

その場の生活が当たり前になってしまいがちで、ネガティブになってしまうことも多いですが、そういう時は一度初心を思い返して見ると、自分のことを誇りに思うことが出来ますよ。

一歩踏み出しだ自分に偉いよ!と言ってあげよう!

休みの日は積極的に外出をする

ファミリーとの仲の良さに関係なく、自分の時間を作って物理的にファミリーとの距離を離すことも大切です。

エージェントが定期的に開催しているオペアミーティングに参加して、多国籍の友達を作ったり日本人オペアが近くにいれば定期的に会って日本語で存分にお互いの悩みや不安を話したり、誰かと話す時間を作るだけで少しでも気持ちを軽くすることが出来ます。

また1人でカフェ巡りをしたり、近所を散歩してぼーっとしてみたり、何か自分に合った外でのアクティビティを見つけるといいかもしれません。

伝えたいことはファミリーになるべく伝える

オペアからすると、ファミリーは雇い主ともいえます。

特に日本人の多くのオペアは、

ファミリーは住む場所を提供してくれて給料を払ってくれているし私を選んでくれたから頑張らないと!

と自分に厳しくファミリーに気を遣う人が多いです。

私も本当に気遣ってばかりいたなぁ

本当は自分はこうしたい、ファミリーにはこうしてほしいと思っていることを言えないまま、どんどんストレスが溜まっていくこともよくあることです。

日本では本音を隠して過ごすことが美徳とされていますが、アメリカではそうではありません。

むしろ言いたいことを長い間黙っていて、ようやく伝えることが出来た時に

「なんで今まで言ってくれなかったの?言ってくれて良かったのに!」

と言われるくらい、言いたいことはすぐに伝える人が多いです。

ファミリーに対して言いたいことが言いづらいという気持ちは痛いほど分かりますが、思い切って伝えてみると意外とファミリーはすんなり受け入れてくれることも多かったりします。

ちなみに私は、英語で直接話せないと思ったからまずテキストを送ってから直接話すことが多かったよ

本当にダメだと思ったらリマッチも視野に入れる

ファミリーとある程度過ごしてみて、それでもやっぱり一緒にはいられないと感じた場合、リマッチを視野に入れることも1つの選択です。

なんとなく嫌だから変えようかなではなく、このファミリーといることで何が自分にとって受け入れられないかどの部分に不満を感じるかなどを明確にした上で、次のファミリーに最低限求めたいことを考えましょう。(リマッチ期間は短いのため最低条件だけを決めること。)

リマッチをすることは、今のファミリーよりも良いファミリーと出会える可能性もあれば、今よりもっと合わないファミリーと出会う可能性もあり、リマッチすれば絶対良くなるという保証はありません

しかし、せっかく最大で2年しか滞在出来ないならば思い切って賭けに出てみることも大切です。

リマッチについての詳しい内容は下記の記事からぜひ読んでみてください。

帰る場所があることを忘れないで!

私たちには日本という帰る場所があります。

オペアがうまくいかないということで人生が終わるわけではありません。

ついオペアをしていると、上手くいってないけどどうしよう、ホームシックになって辛い、どうしたらいいか分からなくなったと試行錯誤することもあるでしょう。

私も同じように、オペアになってすぐリマッチすることになり、絶望を感じていた時がありました。

そんな時はいつも、オペアがうまくいかなくても人生が終わるわけじゃない、ダメだったら帰ったらいいやという気持ちを持つようにしていました。

当時は、せっかくアメリカに来たばかりだからもっと滞在していたい気持ちと、この先やっていける自信がないから帰りたいという気持ちと半分ずつでした。

どっちに転がってもいいように、どちらにもポジティブな可能性を見つけて考えるように意識をしていたら、少し気持ちが軽くなった気がします。

最悪日本に戻って新しい道を歩んでもいいし、また新たにどこかで違う国で挑戦することを考えてみてもいいし、違う形でアメリカに戻ってくるということを考えてみてもいいかもしれません。

すんなり事が運ぶことは難しいかもしれませんが、気持ちを楽にダメだったら帰ったらいいや!と考えてみましょう。

まとめ

今回はオペアの現実について紹介しました。

オペアになることに楽しみや憧れを抱くことはとても素敵なことです。

オペアを終えてみると、たくさんの苦労や大変なこと、悲しいことも経験しましたが、オペアになったことに全く後悔はありません。

オペアは楽しいだけじゃないということを伝えたかったこともありますが、現実を目の当たりにしたときにどれだけ自分のことを肯定して褒めてあげるかが大切だということも伝えたいという想いで記事にしました。

オペアになることを決断して実行しただけでとってもすごい。

立ち止まってしまった時は初心を思い出し、よく頑張ってるねと自分自身にぜひ伝えてみてくださいね。

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