こんにちは、とろろ(@tororo_desune)です!
オペア留学をしていると、ホストファミリーと相性が合わなかったり、ホストファミリーと話し合いをしても問題が解決しなかったりすることがあるかもしれません。
そういう時に1つの選択肢として挙がるのがリマッチになります。
私自身は、このリマッチを選択した中の1人です。
自分がその立場になるまでリマッチという言葉を知らなかったよ
今回はそんなリマッチをする際に多い理由を踏まえつつ、リマッチの方法はその間の過ごし方について紹介します!
- リマッチの方法
- リマッチする理由
- リマッチ期間の過ごし方
- リマッチの際に重視すべきこと
リマッチとは?
リマッチ(Rematch)とは、現在のファミリーから別のファミリーの元へ移ることをいいます。
通常は、オペアからリマッチを切り出すことが多いですが、ファミリーの都合でリマッチになることもあります。
リマッチをすることは、ネガティブに考えられていることが多く、リマッチに関して検索してみてもあまり情報がないのが現状です。
ですが、私の知っているオペアの中では約80%の人がリマッチを選択しているほど珍しいことではないのです。
実はリマッチって身近なものなのかもしれないね
リマッチをするにはどうしたらいいの?
では、いざリマッチをしたいと思った時にどうしたら良いか。
ここからはプロセスごとに紹介していきます。
リマッチしたい理由を明確にする
まずは、なぜリマッチをしたいのかを明確にします。
ファミリーと合わない部分があるのか、スケジュールの問題なのかなど、自分にとって引っかかっている点を考えます。
その後、明確にした理由の中でファミリーと話し合いが出来ること(スケジュールの再確認、仕事内容、門限や車の使用などのルール etc… )について、一度ファミリーと話し合う機会を設けてみましょう。
日本人の場合、謙虚でいるが故に言いたいことを言えないことが多く、子どもに関係ない仕事を任せられたり、良かれと思った仕事外のことを気付けばオペアがやることが当たり前になっていたということも多いです。
アメリカでは察するという文化がなく、オペアから相談されて初めてオペアが抱えてる気持ちに気付くことも多く、こちら重く感じていることも、すんなりと解決することもよくあります。
まずは、ファミリーに勇気を出して伝えることが大切です。
どうしてもファミリーと直接話すのが難しい場合は、エリアマネージャーに相談することも出来ます。
エリアマネージャーは人によって対応が大きく違いますが、親身になって相談を聞いてくれるマネージャーも多いようです。
それでも解決しない、無理だと感じた場合は次のプロセスに進みます。
ファミリーにリマッチを切り出す
話し合いで解決しなかった場合、ファミリーにリマッチを切り出します。
このプロセスが一番不安になるかもしれません。
リマッチを切り出す日は、動悸と体調不良になる程緊張したのを覚えてるよ
いざファミリーを目の前にすると、言いたい事が飛んでしまうこともあります。
そうなってもいいように、なるべく要点だけは伝えらえるようにしておきましょう。
私の場合、当時英語力がほぼ0だったのであまりにもストレートに伝えてしまって、その瞬間から関係が大きく変わりました。笑
余裕があれば少し丁寧な言い回しを覚えておくといいですね。
そして、状況によりますが基本的にファミリー側はリマッチをされることでメリットはありません。
いきなり今まで子どもの世話をしていた人がいなくなり、短期間で新しい人を見つけなければいけないのは、オペアもそうですがファミリー側も同じです。なので、引き止められたり話をいいように丸め込まれてリマッチ出来なかったということもあるようです。
リマッチを切り出してしまうと、その後良い関係のまま同じ家族といることも難しいので、自分の意志が固いこと、自分が考えているリマッチの理由にしっかり芯が通っていることをアピールしましょう。
リマッチを切り出されて初めて、オペアの気持ちを分かってくれて良い方向に進むファミリーをいるから、よーく見極めてね!
ファミリーが納得した上で、お互いがリマッチをすると言う決意が固まれば次のプロセスに移ります。
三者ミーティングでリマッチを正式に確定する
オペアとファミリーの両者がリマッチを決めたら、今度はエリアディレクターにその旨を伝えます。
そして、オペア、ファミリー、エリアマネージャーの三者でミーティングをする日を決めます。
ミーティングの中では、こんなことを聞かれます。
- どうしてリマッチをしたいのか
- 本当にリマッチをするしかないのか
- リマッチを決める前に話し合いは行ったか
- 今のファミリーと過ごしてどうだったか
- 次はどんなファミリーとマッチしたいか
- 次のファミリーに対して自分のアピールポイントはなにか
中にはフレンドリーリマッチといって、ファミリーの引越しや仕事の都合などでリマッチをする場合や、ファミリーがオペアに対して次のところで頑張ってほしいと前向きに捉えてくれる場合などのお互いの関係に傷が入らず平和に進むこともあります。
ですが基本は、気まずい雰囲気、居心地が悪い空気でこの日を迎えることが多いので、なんとも冷や汗の止まらない時間でした。
そこで改めて、オペアとファミリーの両者の意見を確認し合ったところで正式にリマッチが確定となります。
リマッチ期間内に新しいファミリーを探す
リマッチが確定すると、エリアディレクアーによりプロフィールが再公開されます。
その日からリマッチ期間開始です。通常はリマッチが確定して翌日、もしくは数日以内にリマッチ期間が始まります。
リマッチ期間は2週間以内のところが多く、場合によっては30日以内のところや2週間を少しすぎても多めに見てくれるところもあり、エージェント次第になります。
その期間を過ぎるとビザが失効し、強制帰国となります。
ちなみに私が登録していたのはイントラックスですが、こちらはとても厳しく14日以内に次のファミリーが見つからない場合はどんな理由であろうと強制帰国です。
よほどのことがなければ期間内にオファーは来るから、ゆっくり選んでる時間はないけど大丈夫だよ!
新しいファミリーが見つかったら、移動する日を決めてマッチ成立です!
リマッチ期間に少しずつパッキングを始めて、忘れ物がないようにしてくださいね。
リマッチ期間はどう過ごすの?
リマッチ期間の過ごし方については、大きく分けて3つのパターンがあります。
今まで通り仕事をする
これが最も多いパターンだと思いますが、リマッチ期間でも普段と同じように仕事をします。
仕事をしているので、リマッチ期間でももちろん給料が発生します。
この場合、新しいファミリーとのインタビューは仕事時間外に行うことになります。
仕事で疲れるかと思いますが、オファーをくれるファミリーとこまめに連絡を取ることを心がけてください。
仕事をせず、ファミリー宅で過ごす
こちらは仕事をせずに現ファミリーの元で、新しいファミリーを探すというパターンです。
仕事をしないのでこの間に給料は発生しません。
ファミリー側に仕事をしなくていいと言われることが多いようですが、仕事をしないで滞在させてもらうというのはかなり居心地が悪かったと友人が言っていました。
オペア側からリマッチを切り出してた場合、このパターンは窮屈で苦しいよね、、、
でもその分、ファミリー探しに集中できるのでオペアの友人やインスタ、LINEを通して自分からファミリー情報を集めることも出来ますね。
家に閉じこもりすぎず、気分転換を忘れずに!
ファミリーの家から出て過ごす
ファミリーによっては、リマッチが決まった段階から家にいてほしくないとオペアが追い出されるパターンがあります。
またその他にも、オペア側から出ていきたいと伝えるパターンもあるそうです。いずれにせよあまり良い状況ではありません。
こうなった場合、
- エリアディレクターの家にお世話になる
- 友達や知り合いにお願いをしてお世話になる
ほとんどがこの2パターンになります。
エリアディレクターの元に滞在している場合、タイミングがよければエリアディレクターの管轄内でオペアを探しているファミリーを紹介してくれることがあります。
この場合も仕事はないので、ファミリー探しに集中する事が出来ます。
ちなみに私は、ファミリーから追い出されるパターンを経験しました。
リマッチをしたいと告げた瞬間から、ファミリーの態度が一気に変わり、出てってほしいと言われました。
そして当時は、リマッチについての知識があまりなかったため、住む場所が急になくなると焦って絶望しましたが、エリアディレクターの元でお世話になり、オペアの私の気持ちを尊重し短い滞在期間も充実出来るようにしてくれました。
毎日日本のことを思い出しては泣いてた日々だったから、優しさがとてもありがたかったなぁ
リマッチの理由
リマッチにはたくさんの理由がありますが、いくつかリマッチの多い理由を紹介します。
ファミリーと価値観が合わない
これがリマッチの理由で一番多いと思います。
もちろん、どんな人でも100%合うことはありませんが、他人同士で文化も違うためインタビュー時には気づけない、感じなかった部分を気になる事が増えてきます。
子どもに対しての保育、教育観が大きく違ったり、ファミリー側がオペアをただの子どもの世話係として扱い、オペアをファミリーの一員として迎え入れてくれないなどがあります。
またこれはレアなパターンですが、ファミリーの宗教的な事情やビーガン、ベジタリアンなど、自分の食生活や私生活と大きく違った場合に価値観の違いを感じる事があります。
インタビュー時と話が違った
ファミリーとマッチングする前のインタビューで、言われていた事と違う事があったがリマッチの理由で多い一つになります。
特に仕事の内容やスケジュールに関してです。
インタビューで伝えられたスケジュールと違って、それより多く働かなければいけなかったり、土日が休みだと言われていたのに、実際は週末も仕事を入れられる事があるということがあります。
仕事内容も同じように、子どものことに関して以外の仕事をインタビューでは言われてなかったのに任される(掃除、ペットの世話、片付け等)ということもあります。
ルールが厳しすぎる
今は少し緩和してきていますが、コロナが流行ったばかりの頃は、コロナに対してのルールが厳しく外出禁止や友達と会わせてもらえないなどの大変な思いをしたオペアが多かったかもしれません。
それ以外でも、門限が厳しい、車を使えない、独特なルールがあり違和感を感じるなど。
これらはファミリーの元で過ごす以上、オペアも決まりを守る事が大切ですが、20歳を過ぎた大人に門限があって自分の好きな時間まで遊べないのもどうなのかなと個人的には思います。
車が使えないのも、都市部に住んでない限り自分で出かけられないも同然、、、なかなか大きな問題だよね
ファミリーの都合
ファミリー側からリマッチを切り出されることがあります。
一般的には、ファミリーの引越しが決まった、オペアを雇う必要がなくなった、ファミリー側がオペアに不満があるの3つがリマッチで多い理由になります。
オペアの契約は基本1年ですが、中にはプログラム途中でオペアが必要ないからとオペアプログラムから辞退するパターンがあります。
またファミリーの引越しのパターンは、アメリカ国内であればオペアが希望すれば一緒に引っ越すことも出来ますが、国外に引っ越す場合、オペアがついていくことは出来ないため新しいファミリーを探す必要があります。
ファミリーがオペアに不満を持つ場合、あまり頻繁ではないですがオペアがあまり英語を話せないからとか、オペアを仕事態度が良くない、ルールを守らない(日本人オペアにはあまりいないですが)などの理由で新しいオペアを探すこともあります。
リマッチは悪い事じゃない
最後に、リマッチと聞くとあまり良いイメージがなく、自分がファミリーに合わせられなかった、忍耐力が足りなかったと自分に対してネガティブになってしまう人は多いかもしれません。
ホストファミリーはオペアプログラムのために、多額のお金をエージェントに払っているため、エージェントやエリアマネージャーからもリマッチは原則しないようにというように言われることも多いです。
なので、リマッチを経験した私からリマッチをしたいと考えてる人へ。
リマッチは決して悪いことじゃないし、オペアからすればたった1年や2年のアメリカ生活。せっかくのアメリカ生活を我慢して辛い思いをして終わらせて欲しくないと思っています。
自分の国を出て、知らない土地で他人の家で暮らして、新しい文化を経験するってとてつもなく大きな一歩です。
ファミリーと合わなければ、決してそれはどちらも悪いことではないです。
どうせなら新しいところでチャレンジして、最高のアメリカ生活を経験出来たらラッキーですよね。
リマッチをしようと悩んでいる方に少しでも参考になれば嬉しいです!
オペアはみんな強くてかっこいいね!