こんにちは、とろろ(tororo_desune)です!
オペアインタビュー第3弾、今回はなかなか聞けない珍しい経験をしているとても素敵な元オペアにインタビューをしました!
前回の記事をまだ読んでいない方は、ぜひこちらから!
みゆきさんのプロフィール
- 埼玉出身
- エージェント:API
- オペア期間:2019年8月〜2021年8月(2年)
- 滞在先:ワシントン州(シアトル)
- ホストファミリー構成:
1年目:アメリカ人パパ、日本人ママ、キッズ2人(5歳、2歳)
2年目:同じ - 2年間のオペアを終え、使用人としてアメリカに再渡米!使用人って一体どんな人!?次なる挑戦はオーストラリア!?絵を描く趣味を活かしてイラストレーターとしても活躍中!
- みゆきさんのインタスグラムはこちらから!
完璧なタイミングで転機が訪れた
保育関係で働いてきた5年間
オペアになる前は3年間幼稚園、2年間保育園と保育関係で働いていたみゆきさん。
保育関係に興味を持ち始めたきっかけは高校時代進路について悩んでいるとき、お母さんに相談をしながら、座っている仕事より活発に動くような仕事の方が向いているのでは?と思ったことだそう。
元から絵を描くのが好きで子どもが好き、それに犬も好きというところから絞り出し保育系かトリマーはどうかな?と考えた結果、保育系に進むことを決めたそうです!
どの分野も素敵だよね!
同期の一言で人生が変わった
保育園で働いて2年目、漠然と保育士を辞めた後は海外でチャイルドケアの何かが出来たらと考えていたみゆきさん。
そんな時、転機が訪れます。
一緒に働いていた同期も海外が好きだったそうで、ある時同期から「オペア留学って知ってますか?」と聞かれたそう。
そこで初めてオペア留学の存在を知り、プログラムの詳細を見てみると、子どものお世話をしながらアメリカで暮らせるというみゆきさんにとって最高の条件でした。
それから保育士を辞めて、オペアになろうと決意したそうです!
オペアになって感じた新たな愛情
インタビューでビビッと感じた運命
プロフィールが公開され、インタビューのオファーをもらえるように。
インタビューをしたのは、3、4件とそこまで多くなかったみゆきさん。
そしてその中で、ビビッときたファミリーがのちのホストファミリーとなります。
みゆきさんは、そのファミリーと話している中で画面越しにも相手の丁寧さや子どもとの関わりに愛情があることを感じたそう。
そしてホストママから言われたのが、「子どものお世話をしてほしい」ではなく「子どもに寄り添ってあげてほしい」という言葉でした。
またファミリーのプロフィール写真も、写真から伝わる家族愛があり、この家族がいい!と心から感じたんだそう!
新しい愛の形をファミリーから学んだ
みゆきさんがオペアを経験してよかったことの1つは、新しい愛の形を学んだことだと話してくれました。
オペアになるまで、自分の家族以外の生活様式や子どもとの関わりを間近で見てきたことがなかったみゆきさん。
普通であれば、他の家庭の様子を見ることって少ないですよね。
家族の一員として過ごすようになり、日本とはまた違う文化を持った家族と関わることで新たな気付きがたくさんあったそうです。
その中でもみゆきさんの中で印象に残っているのは、ホストペアレンツの子どもたちとの関わり方でした。
みゆきさんのホストペアレンツは、子どもの意志をしっかり尊重しまず初めに子どもの意見に耳を傾けていたそうです。
ついつい何かあると、ダメ!とYesかNoで大人がはっきり答えを出してしまいがちですが、みゆきさんのホストペアレンツはまず子どもの気持ちに共感するところから始まり、どうすればよかったかを一緒に考えていたんだそう。
また、子どもに対してハグやキスなど目に見える愛情表現や、” I love you”などの言葉での愛情表現など、普段から子どもが見て聞いて分かるような愛情表現がたくさんあったそうです。
日本のような言葉がなくても感じる愛情も素敵だけど、目に見えた愛情表現も素敵だよね!
コロナ禍で大変だった時期、それでも周りに支えられ充実した生活を
オペアになってから半年ほど経った頃、コロナが流行り始めました。
みゆきさんのファミリーは、幸い特別厳しい制限はなくある程度自由に外出をすることが出来たそうです。
しかし、子どもたちのスクールが休みになったりロックダウンがあったりなどで子どもとの外遊びがなかなか出来ない状況が続いたと言います。
室内遊びにも限界があり、毎日の活動を考えることが大変だったそうです。
私も同じように毎日苦労してたなぁ。
そんな中でも、みゆきさんの支えとなったのは同じく日本人オペアの存在でした。
週末になるとみんなで集まり、各々の出来事や悩みを相談したり、共感しあったりとお互いが同じ境遇にいる中で心強い絆が生まれていったそうです。
おかげでオペアをしている間に、あまりホームシックになったり悩み不安を抱えて過ごすことはなかったそう。
素敵なファミリーや友達に恵まれて、充実したオペア生活が出来て良かったですね!
オペアを終えてアメリカでお手伝いさん!?
使用人ビザで再渡米
2年間のオペアを終えたみゆきさん、一度日本へ帰国した後は使用人ビザ(G5)というものを取得してアメリカへ再渡米をしました。
みなさんは、使用人ビザというものを聞いたことはありますか?
数あるアメリカのビザの中でも、この言葉を聞いたことがある人はあまり多くないかも知れません。
国際機関で働いているファミリー(Gビザ所持者)が公務としてアメリカに入国し、そのファミリーが他国の人を使用人としてアメリカに呼び寄せるために発行されるビザのことです。ファミリーがアメリカ市民でない場合、オペアやハウスキーパー等を雇うことが難しいためこういった使用人ビザを使い、人を雇うこともあるそうです。
みゆきさんは、オペアを終える前からベビーシッターやナニーを募集している掲示板等で必要としている人がいないかをくまなく探して今のファミリーと繋がることが出来たそうです!
使用人ビザの募集自体が珍しいものなのに、自力で探してご縁があったとは努力と強運の持ち主!
言語の違う中での情報探しってとっても大変。みゆきさんの努力の賜物だね!
ホストキッズとの関わりに悩むことも
使用人として渡米したのはシアトルとは真反対、東海岸のワシントンD.Cでした。
ファミリー構成はホストペアレンツと、5歳の男の子が1人という3人家族です。
メインの仕事は男の子をお世話することですが、オペアの時と違い家事も仕事として含まれているそうです。
仕事を始めて最初の頃は、ホストキッズとの関わりに苦労した日々が多かったそうです。
ホストキッズにとっては、知らない人がいきなり一緒に暮らし始めた状態。
みゆきさんが話しかけても無視をしたり、目が合うだけで機嫌が悪くなることなどが続いたそうです。
さらにキッズは手が出てしまうことも多く、顔をパンチされたり髪を引っ張られたりすることもあったのだとか。
手が出ることに対しては線引きをしっかりして、その都度伝えるようにしていたそうですが、信頼を築きたい気持ちと、いけないことは伝えなければならないという気持ちの狭間で苦労することがたくさんあったそうです。
キッズの気持ちも、みゆきさんの気持ちも痛いほど分かるから、信頼を築くのって本当に大変なことなんだよね
周りの人やホストファミリーに話を聞いたり、相談したりを繰り返しながら少しずつ関係を築くことが出来たそうです。
それでもキッズも一人の人間ですから、毎日関わり方が違って今でも大変なことも多いとか。
子どもと関わる全ての人って本当にすごいんです!
毎日が学びの日々、みゆきさんの頑張りにとても尊敬します。
もうすぐ帰国、新たにチャレンジしたいこと
家族や友達との時間を大切に
約1ヶ月後に帰国を控えているみゆきさん。
帰国してから考えていることを聞いてみました。
まずは帰国して、家族や友達との時間を大事にしたいといいます。
私もそうでしたが、国外に出ることで当たり前にあった家族や友達との時間が当たり前じゃないことを改めて実感することが出来、より一層大切さを感じるようになりました。
帰国したら春は目の前、暖かい春をご家族やお友達と存分に楽しめたらいいですね!
新たな国、オーストラリアでの挑戦!?
日本での生活を満喫した後、今度はオーストラリアでワーホリをしたいと考えているそう!
オペアの中では、アメリカでオペアの任期を終えた後オーストラリアでワーホリをする人も結構多いんです!
日本での生活に戻るより新たな国での挑戦をしたいと考えているみゆきさん。
まだまだ他の国で経験を積んでみたいという気持ちが強いそうです。
1度母国を離れてみると全く違った世界を見ることが出来て、アメリカだけではなく他の国はどうなんだろう?どんな文化があるんだろう?ともっと色々なことを知りたいと思う気持ちが芽生えてくるのは、留学を経験した方に多いのではないでしょうか?
人生100年時代、せっかく機会があるならば色んな国を自分の目で見て肌で感じるのはとっても素敵なことですよね!
みゆきさんの新たな挑戦を心から応援しています!
まとめ
いかかでしたか?
みゆきさんは私が当時オペアを始めた頃に、既にオペアをやっていて勝手に先輩のような感覚で憧れていました。
オペア留学に対しての気持ちや感覚が似ていて、それから何度か連絡を取り合っているうちにインタビューをさせてもらえるような仲になりました。
直接会うことはまだ出来ていませんが地元が同じ埼玉ということで、いつかどこかでお会いできたらと思っています!
残りのアメリカ生活も存分に楽しんでください。
次のチャレンジも応援しています!