こんにちは、とろろ(tororo_desune)です。
私がオペアをしていたとき、日本とアメリカで子育てのスタイル、文化が違うなぁと感じる部分が多々ありました。
日本でも最近では、欧米やヨーロッパ圏の子育てスタイルを取り入れたりすることが増えてきましたね。
今回は私がオペアをしているときに経験した、アメリカの子育て特徴7選を紹介します!
生まれた時から自分の部屋がある
まずはこちら、生まれた時からすでに自分の部屋があるということです。
私が素敵だと思った点は、まだ自分で自由に動けない赤ちゃんとはいっても、大人と同じ1人の人間として、対等にプライベートを確保しているというところです。
小さな頃から、自分のプライバシーが守られている、自分だけが独り占め出来る空間というのがあるだけでも安心感が得ることが出来て、子ども自身が自分の部屋にいるときとの活動の切り替えや気持ちの切り替えもしやすいのかなと思います。
でもこれが出来るのは、日本に比べて家が大きかったり部屋数が多いからだよね
なので、なかなか子ども一人一人に部屋なんて用意できないという場合は、きょうだいで同じでも子どもだけの部屋を作る、あるいは部屋の一角でも子どもだけのスペースを作ってあげるだけでもいいですね!
一緒に寝ない
2つ目は、子どもは1人で寝る、親と一緒に寝ないということです。
これは、日本とは大きく違う点の1つではないでしょうか。
①の自分の部屋があると関連していますが、新生児期を除き、基本的に生後数ヶ月から親と同じ空間ではなく自分の部屋のベッドで寝ることが多いです。
日本の文化とも言える、子どもと川の字になって一緒に寝るとは大きく違いますよね。
私も、きょうだい3人と親で小学校卒業まで布団を並べて寝てたなぁ
親と一緒に寝ないことの最大の利点は、子どもが自分で寝る力をつけられることと親のプライベートの時間が増えることだと思います。
ただ、日本ではアメリカに比べると子どもと関わる時間が少ない家庭も多いと思うので、あえて寝る時間こそ大切にしている方もいるかもしれません。
どちらも素敵ですが、個人的には子どもと一緒に寝るとなると、子ども自身も親を頼らないと眠れなかったり、親も自分だけの時間を作れなかったりとストレスを抱えてしまいそうなので、赤ちゃんのうちから自分で自然と寝れるようになってほしいなぁと思っています。
一緒にお風呂に入らない
これはそもそも、アメリカで湯船に入るという習慣がないので、そりゃそうだという話なんですが、シャワーも同様です。
アメリカでは、湯船がなくシャワーだけしかない家庭もザラですが、どちらにしても、親が子どもの前で裸を見せるというシチュエーションに違和感に感じる人が多いです。
いくら親子とはいっても、プライバシーを大切にしています。
なので、写真のようなまだ子ども1人でバスタイムが難しい年齢では、親は服を着たまま湯船の外から見守って手伝うのが一般的です。
また、子どもがある程度自分のことを話せる年齢で、学校の友達や先生に親と一緒にお風呂に入っていることをもし伝えてしまうと、人によってはわいせつや児童虐待と考えることもあるそうです、、、
さすがにこれは最悪のケースですが、文化の大きな違いですね。
私はこの親子間でもプライパシーを気にする点は素敵だなと感じましたし、同時にお風呂は家族団欒の一つでもあり、浴室にひらがな表や数字などの壁紙を貼って一緒に練習したなぁなんていう思い出もあるので、日本のお風呂文化も素敵だと思います。
子どもの意見を尊重する
4つ目は、子どもの考えや意見を尊重するというところです。
例えば、幼稚園や保育園でみんなでダンスをする時間があったとします。大抵の子は楽しんでいて、その中で乗り気じゃない子がいると、日本では何とかその子も楽しめるように同じことが出来るようにと誘いますが、アメリカではやりたくない子はやらないで、無理強いしません。
食べ物も同じで、食べたくないなら食べなくていい、お皿に乗っているものを全部食べなくていいなど、子どもが嫌だと思っていることを無理にやらせたりすることはあまりないです。
子どもたちが意見や気持ちを伝えた時に、大人のエゴで何とか無理強いしないところが、子どもものびのびと出来て素敵だなと感じました。
しかしこれは、どんなことも全て尊重とはまた別です。
あまりに尊重しすぎるのも、それはそれで極端に自分だけしか考えられない、あまりにもわがまますぎるなどとなってしまうので、メリハリをつけて程よくを心がけたいですね。
否定をあまりしない
こちらは4番と似ていますが、子どもに行動や言動をあまり否定しないことです。
日本でもよく言われている、自己肯定感を上げるということ、これは過去に自分の行動や言動を否定されていることから自分自身を認めてあげられない、肯定的に考えられなくなっている人が多いことから言われてるのではないでしょうか?
私もその1人で、日本にいたときは全く自己肯定感がありませんでした。
仕事を達成しても、休まず出勤しても、それは当たり前で周りにはもっとすごい人がいる、自分は大したことないといつも考えていました。
そうやって育っているのとは別に、アメリカでは子どもの意見を肯定するところから始まります。
もしその子どもが他の友達を叩いてしまったなど外から見たら明らかに良くないことをしている場合でも、まずは何でそうなってしまったのかの理由、子どもの気持ちを聞く、そしてその子どもが感じていた気持ちに寄り添い肯定します。
そうすることで、子どもは自分を認めてくれる味方がちゃんといるという安心感が生まれますよね。
それから、その良くなかった行動に大して、あくまで子どもを責めるのではなく、どうしたら良かったか、その行動は相手からしたらどんな気持ちかなどを一緒に考えます。
頭ごなしにその場の言動や行動だけをただダメと一刀両断で否定するのでは、子どもも自分の意見が言いづらくなってしまいますよね。
そこを少し変えて、子どもの目線に立ってじっくりと話を聞いてあげて肯定する、受け止める姿勢があるだけでも素敵だなと感じました。
なかなか常日頃、そうやって関わることは難しいですが私も心がけていきたいなと思いました。
アクティビティやボランティアの機会が多い
アメリカの多くの中学校、高校では各シーズン(夏と秋)などで参加出来るアクティビティ(部活動)を変えることが出来ます。
日本では、1年生で入った部活を原則3年間続けると言うのが一般的ですが、アメリカではフットボールのシーズンにはフットボール、シーズンがオフになると今度はサッカー、バスケなどと自分で好きに変えられることが多いです。
私だったら色んなスポーツを経験してみたかったな!
また、学校のアクティビティに必ず参加という訳ではなく、課外で運動をしている人もいればプログラミングやアートといった専門的なことを取り組んでいる人もいます。
幼稚園や小学校でも、特に夏休みは2、3か月と長いので、サマーキャンプ(運動系から専門的分野まで)に参加して自然の中で過ごしたり、運動をしたり、ボランティア活動をしたりなど、いろんなことを経験する機会があります。
日本に比べると、そういった活動を地域で行っているところがたくさんあり、気軽に参加しやすいイメージがあります。
そういった経験が1つや2つではなくて、たくさん出来るところが子ども自身がどういったものが好きかを幅広く見ることが出来るし、親もたくさんの選択肢を子どもに伝えることが出来て素敵だなと感じました。
夫婦の時間を大切にする
最後は、夫婦の時間を大切にしているということです。
子どもがいると、家族として過ごす時間が圧倒的に増えますよね。
子どもがまだ小さければ特に、生活の中心には常に子どもがいます。
子どもが生まれるまでは当たり前にあった夫婦の時間が減ってしまうことで、お互いの気持ちを考える時間がなかったり、子どもに対しての価値観が合わなかったりなどストレスを感じてしまうことがあるかもしれません。
そうならないために、アメリカでは夫婦の時間を設けている家庭が多いです。
例えば、毎週の金曜の夜はベビーシッターさんにお願いしてディナーに行く、映画を見るなど、子どもがいない2人だけの空間を大切にします。
子どもが生まれると、奥さんと旦那さんの関係からママとパパの関係になりがちですよね。
そこをしっかり区別することで、旦那さんはママとしての奥さんを愛し、自分のパートナーとしての奥さんを愛します。逆も同じですね。
そうすることで、夫婦、家族のどちらの関係も同じように大切にして充実させています。
また、アメリカならではですが子どもの前でも手を繋ぐし、ハグもキスもする、目に見える愛情表現を大切にしています。
子どもとの時間も夫婦の時間もしっかり確保して、いい関係を続けていきたいものです。
どうでしたか?アメリカの子育て7つをご紹介しました。
正解はないし、どれをとってもいいこと悪いことは必ずあります。
それでも育て方、保育観の幅が広がるだけで視野が広がりますよね。
今日も読んでくれてありがとうございます!
Have a great day:)