こんにちは、とろろ(tororo_desune)です!
2022年、今年も夏の終わりがやってきましたね。
夏の終わり?もう11月なのになんのこと?と思う方もいうかもしれません。
日本では馴染みのない、サマータイム。
海外旅行を計画する際や時々ニュースなどでこの言葉を聞いたことがあるかもしれません。
今回は、そんなサマータイムについて書いていきます!
- サマータイムが何か知りたい
- サマータイムの起源が知りたい
- 海外旅行を計画するのに知っておきたい
- サマータイムのメリット、デメリットを知りたい
サマータイムとは?
サマータイムとは、活動時間を長くするために意図的に時間を操作し日の出時間を1時間早める制度のことを言います。
アメリカでは、Daylight Saving Time(DST:デイライトセービングタイム)と呼ぶよ!(ハワイ州、アリゾナ州は実施していない)
アメリカだけでなく、ヨーロッパや南米、オーストラリアなど約70カ国がサマータイムを導入して、実は珍しいことではないって知っていましたか?
これによって例えば、通常時は夜7時前には暗くなるのも、サマータイムになると8時過ぎまで明るいといったように仕事が終わっても明るい時間が長ければ、余暇の時間を長く楽しめるということになります。
上記のように指定された日の夜中の2時になると、電子機器の時計は1時間早まったり、戻ったりするのです。
(手動時計の場合、自分で直す必要あり。)
魔法みたいで、日本育ちには想像できなかった、、、
サマータイムの始まり
アメリカで最初にサマータイムを考えたのは、アメリカの元科学者で後に政治家となるベンジャミン・フランクリンでした。
フランクリンは、アメリカの$100札にも採用されているアメリカを象徴する人物!
当時彼は、国民が日の出と共に活動して、日没と同時に眠りにつくことでエネルギーを削減出来ると考えたことがきっかけでサマータイムを考えたそうです。
そして、サマータイムがアメリカで初めて実施されたのは1918年。
ですが、国民からの反対やメリットを見出せないため短期間で終了しました。
それから幾度とサマータイム制定、廃止を繰り返し、最終的にサマータイムが取り入れられたのは第二次世界大戦後、1966年でした。
サマータイムの開始日や終了日、実施する州などの変更がありながら今の形になりました。
サマータイムのメリット
- 日照時間が長く、エネルギーの節約(省エネ)ができる。
- 明るい時間が増えることで、交通事故や犯罪率が減る。
- 仕事や学校が終わっても、明るいので余暇を楽しむ時間が増える。
- 余暇を楽しむ人が増えることで、商業の活性化につながる
エネルギーの節約
日の出時間を早めることで、涼しい時間帯から生活や仕事をスタートできるため、冷房の使用時間が短縮されること、日が落ちるのが遅くなるため、家の電気を使う時間を減らせることでエネルギーを節約できます。
交通事故、犯罪率の減少
交通事故や犯罪や暗い時間に起きることが多いので、明るい時間が増えることでこういった危険を減らすことが出来ます。
余暇を楽しむ時間が増える
仕事終わりに運動をしたり、出かけたりする時間が増えることで余暇の時間を楽しめる可能性が広がります。
また、明るい時間が長いことでメンタル面で明るくポジティブでいやすいという特徴もあります。
商業の活性化
遅くまで活動することが出来るため、人々は活動がしやすく飲食店やスーパーなどの集客が増えます。
またサブスク関連も家で映画やショーを見る時間が増え、経済効果があるといえます。
サマータイムのデメリット
- 生活リズムが変わり、体調を崩す
- システム変更に膨大なお金がかかる
- 国際的なやりとりがある場合、時差で混乱をする
体調を崩す
たったの1時間、時間が変わるだけで体調を崩すというのは信じ難いですが、実際に睡眠不足や集中力低下が起こり新たな時間に慣れるまで1週間かかるといわれています。
実際にサマータイムが始まった週は、普通の週に比べて心臓発作や心筋梗塞といった重大な病気のケースが増加しているそうです。
システム変更に膨大なお金がかかる
工場の生産ラインや交通システム、ウェブ上のシステムなど細かく設定されたものに対して、変更を加えることに負担と膨大なお金がかかります。
サマータイム開始と終了の年に2回の変更は、経済に大きな影響をもたらしています。
国際的なやりとりでの混乱
外資系を始めとする国際的なやりとりが必要な仕事の場合、時差が変わることでスケジュール管理に支障をきたす場合があります。
多国との関わりがある場合は特に、それぞれの国でサマータイムの有無、時期が違うため混乱を招く要因としてサマータイム廃止を推奨する人々も多いようです。
まとめ
サマータイムについては賛否両論があり、廃止を検討しているという話もあります。
近々アメリカでサマータイムがなくなってしまう可能性のありますが、日本にはない貴重な制度について知ってもらえたら嬉しいです。